国語の授業のときの話。
何かをするのに非常に苦労をするという意味の
慣用句の問題で
□が折れる
の空所に「心」と書いた生徒が複数いた。
苦労するだけで
心まで折ったらいけないよ
なんて話をしたのだけれども
入試の結果やテストの結果などに
落胆している人もいるのではないだろうか。
元大リーガーの松井秀喜さんは
捕球の際に左手首を骨折したことがある。
大きな手術もした。
松井氏は“常に前向きな姿勢で”と心掛けてきた。
だが、けがのショックは大きく
すぐには気持ちを切り替えられなかったという。
そんな彼を救ったのが担当医師の言葉。
「骨折した個所は、前よりも強くなるよ」
そのひと言が、逆境のとらえ方を一変させた。
けがをしたからこそ得られるものもあるはず、と。
その後、両膝とも手術したが
“前よりも強くなってグラウンドに戻るんだ”
との決意は揺るがなかった。
同じ状況であっても
考え方ひとつで心が軽くなる場合がある。
あるいは、解決への糸口を見いだすきっかけを与えたり
新たな挑戦に躊躇する背中を後押ししたりも。
松井氏の担当医の語った
折れたところは前よりも強くなっている
このことを覚えておいてほしい。





